ここでは日々のトレードの具体的な流れについて説明します。
①最大損失額を決める
まず決めておきたいのは許容できる最大損失額です。
これは、その金額負けたらトレードをストップするという基準です。
- 1日どれだけ負けたらやめるのか?
- 1週間でどれだけ負けたらやめるのか?
ということをあらかじめ考えておき、その通りに守ります。
これをすることで、だらだらと大負けしたり、カーッとアツくなって行う損失を減らします。
※はじめはアツくなるのを繰り返す可能性は高いですが。
また、逆に利益目標は決めないようにして下さい。
これをすると無理なトレードを行ってしまう可能性があります。
トレーダーはまず「いかに資金を減らさないか」を考えなければなりません。
守れなければ増やせないので、増やすことを考えるのはそのあとにします。
②損切り幅から最大ロットを決める
自分のトレードの損切り幅をおおよそ設定します。
これは時間軸や手法により人それぞれですが、FXであれば例えば10pipsを損切り幅と設定します。
先ほど決めた1日の最大損失が2万円だとして、損切り幅が10pipsの場合、1回のトレードなら20万通貨単位で取引するか、10万通貨単位で2回(2連敗した場合)という風に考えておきます。
何も考えずにロットを適当に決めたり、連打エントリーしまくるとすぐに1日の最大損失金額をオーバーしてしまいます。
ここも重要なので考えておきましょう。
③市場の分析をする
チャート分析
自分の取引する通貨ペアのチャートを分析します。
基本的には大きな時間足から順に下位の時間足まで見ていきます。
(月足⇒週足⇒日足⇒4時間足⇒1時間足⇒15分足みたいな感じです。)
ここで意識されそうなところに水平線やトレンドラインを引いて、今日の流れ、現在地を考えます。
ラインに正解はなく、今の自分で判断できるところに引ければOKです。
経済指標、ニュース
次に経済指標や要人発言の時間、ニュースなどを確認します。
大きなニュースや指標などの場合はその後しばらくトレンドを形成する元になることもあるのでチェックしておきましょう。
④自分の課題、ルールを振り返る
1番初めは特にないと思いますが、トレード記録を積み重ねていくと自己の反省がたまってきます。
そして何度も同じミスを繰り返していることもわかるはずです。
そういうものを紙に書いて貼り出したり、デスクトップの壁紙にしたりして自分が振り返れるようにします(振り返れるなら普通の紙に書いて引き出しに入れるなり、手帳に書くなりしてももちろんOKです)。
そしてトレード前にはこれを声に出して読むか、心の中で大声で読むようにして下さい。
トレード前に振り替えるからこそこの後のトレードで間違いを犯すリスクを減らすことができます。
⑤ルール通りトレードする
ここまで準備してから、ようやくトレードします。
トレードは自分の決めたルールに従い実行します。
特に④で読み上げたマイルールは絶対厳守することを心がけます。
何度も何度も同じことを繰り返していたら「成長しない=いつまでも勝てない」からです。
⑥トレードの振り返りをする
1回のトレードが終わるごとにどうだったか振り返ります。
普通に考えればわかりますが、1日に10回も20回もトレードしてたら、面倒になり振り返りなんてできません。
なので1日に2回とか決めてトレードしたほうがよいです。
以前Twitterでも書いた気がしますが、取引回数が多ければそのぶん稼げるというのは幻です。
そういうのは熟練のスキャルパーぐらいで、勝てていない人がマネしたら損失が膨らむだけです。
振り返り方に関しては別のページで取り上げますね。
今回は日々のトレードの仕方について紹介しました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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